TOEFL iBT で高得点をとる“コツ”
後輩向けに書いたので、上から目線なのは、あしからず・・・
【まずこれは】
● 問題のパターンを暗記する
具体的には下の「問題のパターン」に書いたけど、どんな問題形式で、何を聞いてくるのかを、全て暗記する。これさえできれば、それだけで本番に設問を読む時間が節約できるし、心構えもできる。問題を解く中でどこに集中したら良いかも分かる。これが本当に極意です。
そのためには、TOEFLはまず一回受けてみること。そこから考える。
次に、ETS発刊の公式問題集をやる。これでパターンを暗記しておけば、本番は例やインストラクションを聞かなくて良くなるから。
練習するなら、日本語である参考書は優しすぎる、と某英語の教師が言ってたよ。
ETS公式問題集の次は、LinguaForum TOEFL iBT "TEST BOOK I"というのがお勧めです。
● とにかく構成重視の解答
問題のパターンが覚えられたら、TOEFLは解答の論理構成をとても重視することを頭に入れておくといいよ。
リスニングからライティングまで、どれをとっても、メイントピックとサポートセンテンスとコンクルージョンの、それぞれが何だったのかを聞かれる。
それに応用で、サポートセンテンスの論理構造(比較・例示etc.)が明確な場合、何と何が比較されてるのか、例示は何を表しているのかがよく聞かれる。
それを頭に入れて、いざ、以下の問題のパターンを見てみてもらうと、構成重視の問題ばっかなことに気づくと思う。
繰り返すけど、このパターンは暗記した方が良いよ。
【問題のパターン】
[Listening]
① 生徒と教授等の会話
訪問の目的
生徒が挙げた相談の重要なポイント(抱えている問題)
生徒はこれから何をするか
会話の一部をもう一度聞き、暗に意味していることを聞く
②,③ 講義×2
メイントピックは
主なポイントが、どう重要なのか
例示や引用について、それは何を表す為に使われたのか
比較なら、どこが一緒で、どこが違うのか
会話の一部をもう一度聞き、暗に意味していることを聞く
[Reading]
① 20分で1つのパッセージ
② 40分で2つのパッセージ
文章がハイライトされている ⇒ 文章の最良な言い換え
単語がハイライトされている ⇒ 単語の意味
段落の先頭に矢印がついている ⇒ 段落から言えること
文章の合間にいくつかの■マーク ⇒ 与えられた文章をどこに挿入するか
最後 ⇒ 文章を並べ替えて全体の要約を作る
[Speaking]
① 自分について
尊敬する人、行きたい場所、影響された人etc.
② 二つの対立する意見に関する、自分の意見
③ 学校からのお知らせを読み、それに対する2人の学生の議論を聞き、強く意見を述べている側の人の意見とその理由をまとめる
④ 学術的な文章を読み、それに関する講義を聴く。講義で教授が文章の中身に加えて強調したポイントについて、その内容を説明する。
⑤ 一人の学生が抱える問題に対して、もう一人が提案をする。2つある解決策のうち、自分が賛成するものを述べ、その理由を述べる。
⑥ 講義を聴き、講義中に使われた例などを使いつつ、その意味をまとめる
[Writing]
① 長い文章を読み、それに対して反論する講義を聴く。その反論のポイントをまとめる。
② ある意見に対して、自分の立場を述べる。
【テクニック】
さて、以上ができたら、最後にセクションごとの細かいテクニックをご紹介♪
なんか参考書書ける気がしてきた(笑)
[Listening]
TOEFLのリスニングは長いばかりで、細かいところは聞かれない。
論理構成しか聞かれないと思えば、どこが設問になるかも何となく分かる。
(例えば、まずメイントピックでしょ。それから比較されてたら、何が比較対象で、どこが一緒でどこが違うのか)
個人的にはあまりメモはとらず、ポイントを聞くことに集中する。
実際それで頭に残っている内容で解けるくらい雑駁な問題しか出ないと思う。
メモに必死になって、大きなポイントを一つ落とす方が残念。
具体的には、
"typically"と言ったら、一般論を述べるだけなので、重要なポイントにはならない。肩の力を抜く。
"But"や"Now"と来たら、一気に集中。次に新しいサポートのポイントが来る。
"Narrow"と"Broad"など、対義語が出たら比較だと思って、頭を整理する。
そして、何より力を入れて話しているところは重要。
[Reading]
最初に出てくる問題文は読まずに、一気に一番下までスクロールし、次のページで設問を表示させる。
設問は問題文に出てくるのと同じ順序に並んでいるので、設問を読んで問題文を読んで、の繰り返し。
先に問題文全体を読んでから答えるのは、練習問題で試してみるとよいが、たぶんキツイ
[Speaking]
話が綺麗にまとまって話し終わるのが制限時間より早すぎるより、少し話が冗長でも時間を使い切った方が点数が高い。
論理構成をしっかりして話さなきゃダメ
メイントピック→結論→ポイント1→ポイント2→・・・→結論
という感じ。
先に結論を言っておけば、安心して、上に書いたように時間を使い切るように話せる。最後まで言えない内に時間がなくなっても、言いたいことは理解してもらえる。
6つめの講義中の例を使って説明する問題は、例を説明する教授の英語が簡単だからメモをたくさんとりたくなりがち。
しかしあくまで話すのは例を使ってする「説明」なので、結構ムダになってしまう。例の内容だけ話して終わっちゃダメ。
スピーキング全般として、メモはあまりとらない。どうせ30秒~1分そこらで自分が英語で話せることなんて、極端に少ないと思ったほうが良いよ。
諦めて、頭をすっきりさせて、論理構成を超クリアに、分かり易くはなした方が得。
練習には、まず日本語で言ってみる。なるべく簡単に分かり易く。
それを英語にしよう。
英語から始めると、論理構成が訳わかんなくなる。
[Writing]
パッセージに対する教授の反論をまとめるやつは、
パッセージの一段落につき一つのポイントがあり、それに教授が一つ反論する。
もう一段落にはもう一つ反論する。
だから、まず各段落のポイントを見極める。
それら一つ一つに対する教授の反論のポイントを把握する。
それを、順番に整理して書けばOK!
以下、自分の立場を述べる問題の方
つなぎ言葉をたくさん使う!
However, In contrast, Therefore, Namely, Simply speaking...等々。First, Second, Thirdだけじゃダメだよ!
こればっかしは本買って覚えて!
なるべく同じ単語は二度と使わずに、言い換えよう!
うわさでは採点時には単語数が表示されるとか。。
バランスのとれた段落構成で書けるように練習する。それも時間内に。
原則、イントロと結論を先に書く。
そのあと間にサポートセンテンスも2つ(2段落)くらい書く。
制限時間30分を事前に区切っておく。例えば5分で賛成か反対かと、主な理由を決める。イントロ(第1段落)と結論(最終段落)を10分で書く。ボディ1を5分。ボディ2を5分。これで残りはもう5分しかないので、見直し(と言いつつ、きっと書ききれなくて見直してる時間は無くなるから)。
以上!!!!
がんばれ!!
※ ここに書いてあることは個人の主観であり、何事も保証しません。参考程度にお考えください。